arrows Alpha
arrows Alpha(アローズ アルファ) ハイエンドが“10万円以下”に
FCNTは、次代AIスマートフォン戦線に挑む新フラグシップ「arrows Alpha」を2025年夏に発売すると発表しました。
SIMフリー版:8万円台、ドコモ版:”arrows Alpha F‑51F”も登場予定
昨今の高価格帯スマホのなかで、10万円を切る価格でハードウェアの高性能を訴求する戦略が注目されます。
スマホの修理のご予約は>>こちら<< お問い合わせは>>こちら<<
基本スペックまとめ
項目 主な仕様
arrows Alpha
SoC MediaTek
Dimensity 8350 Extreme(オクタコア)
RAM / ROM
12GB + 仮想12GB、512GB(microSD最大2TB対応)
ディスプレイ
約6.4インチ有機EL、1,200×2,670ドット、最大144Hzリフレッシュレート、ブルーライト軽減Eyecare
OS
Android 15
バッテリー
5,000mAh、同梱90W急速充電器で35分フル充電、ダイレクト給電、5年で80%維持設計
サイズ
重量 156×72×8.8 mm、約188g
カラー
ブラック/ホワイト
カメラ×AIで“プロ級ショット”を狙う
• リアカメラ
1/1.56型 約5,030万画素(F1.88、光学手ブレ補正あり)、超広角 約4,990万画素(F2.05)
• インカメラ
同じ約4,990万画素(F2.0)
AI背景ぼかし、グループショット機能(目を閉じた被写体を他コマから自動合成)や最大10倍デジタルズーム、撮影シーンの識別と最適補正などを搭載し、「カメラ×AI」の一体感を意識した機能強化が特徴です 。
“連携する”AI、 arrows AIとGoogle Gemini
• 側面に配置されたアクションキーにAI機能を割り当て可能。
• Google Geminiによるチャット形式の対話AI。
• 独自「arrows AI」では、自然言語で尋ねると設定変更(例:「文字サイズを大きく」)やカメラモード提案(例:「プロみたいに撮りたい」)を自動で案内 。
今後、通知要約やオリジナル画像生成などが2025年秋以降のソフトウェアアップデートで順次追加される予定。
「arrows AI 1.0」が発売時点の機能で、そこから2.0へと進化するロードマップも明示しています 。
狙いと評価
強み
1. 価格と性能の絶妙なバランス:ハイエンド仕様(Dimensity 8350E・12GB/512GB・144Hz)で8万円台。
2. AI体験の融合:撮影支援、通知要約、画像生成などを段階的に強化。
3. 頑丈・長持ち設計:MIL準拠+IP69に加え、5年保ち設計のバッテリー。
競合比較での優位性
• Pixel はAI写真処理が強みだが、ディスプレイ144Hzや90W充電には非対応。
• Galaxy S はハードは充実するものの高価。
• Xperia は耐久とカメラが評価されるが、こちらは価格の優位あり。
気になる点
• 国内SoCの継戦力:Dimensity 8350は次世代Snapdragonとの比較で、今後の性能差が課題。
• 100%のサポート続投:アップデート3回/5年提供は安心だが、それ以降のサポート体制も注目されます。
arrows Alpha は、FCNTの“10万円以下でハイエンドを届ける”野心作。
高リフレッシュレート、強力AI支援、タフ設計、長寿命といった現代的な要件を高次元でまとめつつ、
価格を抑えて訴求する点が非常に魅力的です。
AIを軸にした独自の体験進化と、ソフト面の継続強化次第では、
「買って応援したい国産スマホ」として存在感を示せる可能性を秘めています。